クラッチ交換

MT車両に乗っている以上、避けては通れない、『クラッチ交換』のDIYです。

作業的には大変ですが、作業内容は非常に単純です。
(要は力が必要なだけで、取って付けるだけの作業です。)


先ずは、バッテリーのマイナス端子を外し、作業準備に取り掛かります。

今回デジカメ不良で、携帯での撮影です。画像数は少ないです、、ごめんなさい。



車両をジャッキアップしたら、いよいよ作業開始です。


邪魔な物(マフラー、スターター、各コネクター、スピードメーターケーブルなど)を取り外します。
        
スターターを取り外す時は、上側のボルトは貫通しているので、両側を保持して取り外しましょう)


そうすると、ミッション本体が出てきます。

次は、ミッションマウントのボルト(14ミリ)を緩めておきます。
(力が入るうちに、作業しておきます)


それが完了したら、車の上に戻って、クラッチレリーズを取り外します。
(同時にボディアースの線もありますので、同時に取り外ししましょう。)


次は、シフト本体を取り外しします。
ボルト3つでとまっています。ただ、匂いが臭いので、くれぐれもご注意を!!



また車両の下に潜って、今後はプロペラシャフトを抜き取ります。
(角度によっては、ペラシャを抜いた瞬間、ミッションオイルが出てきますので、念のため
もれ防止対策を施します。

(私は軍手を巻きますが、本来はちゃんとしたフタをしましょう!!)




そうしたら、ミッションとエンジン繋いでいるボルト(14ミリ)を取り外して行きます。
(6箇所有りますので、確認しながら、緩めて行きましょう。そんなに大変では有りませんよ)



ボルトが取れたら、先ほど緩めておいた、ミッションマウントのボルトを、4箇所取り外して行きます。
(多少ミッションが傾きますが、いきなり落ちてくることは無いので、ゆっくり作業しましょう)

すべて取り外したら、いよいよ、ミッションが取れるので、注意が必要です。

ここからは、自信の無い人は2名での作業をお勧めします。



ミッションを後方に引き出すと、ミッション本体が取り外せます。
  

ミッションが取れると、クラッチとのご対面になります。



クラッチは、クラッチカバーの中に、クラッチディスクが挟まれて取り付いています。


ですので、クラッチカバーを取り外すと、ディスクが落っこちてきます。


クラッチカバーは、14ミリボルトで止まっています。

すべてのボルトを取り外すと、クラッチ本体が取り外せます。


フライホイールとのご対面ですね。ここで、メタルクラッチなどを使っている人
フライホイールも点検しましょう!! クラックなどの問題が有る場合も有ります。




後は新品のクラッチASSYを取り付けますが、ここで、一番の問題点が


『クラッチのセンター出し』


です。センター出しとは、カバーを取り付けた際に、内部のクラッチディスクがきちんと真ん中にないと
ミッションが入らないのです。
(最初はなかなか決まらないので、何回もやり直すはめになると思います。これは修行ですね。)


私の場合、同じサイズの鉄パイプが有りましたので、それをセンターに差し込んで、クラッチカバーを
仮止めし、最後に本締めを行いました。



で、後は、ミッションをはめ込みのですが、カラーが数箇所あって、これも上手に合わないと、ミッションが
入らないので、カラーには潤滑剤をたっぷり吹き付けて、すんなりはまる様にしておきます。


後は、最後の試練『ミッション合体』がまっています。

一人で自身の無い人は2名で作業しましょう!

スプラインやレリーズにはグリスをつけるのを忘れずに!!


力も大事ですが、クラッチのセンターとカラーがあるので、多少頭を使いながらドッキングさせます。



上手く、ミッションが入ったら、後は元に戻せば、作業は完了です。


ミッションオイルの量、カプラー類、シフトノブ、メーターケーブルなど元に戻し忘れがちなので
注意しましょう!!



さあ、問題が無ければいよいよ試乗します。


大概は、最初ギクシャクしますが、慣れれば問題なく運転できます。


必ず、半クラッチを意識しながら、500キロ程度の慣らし運転は必要です。


慣らしが終わったら、ガンガン走りこみましょう!!



    
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