ジャッキアップしてハブをゆすってみると、、、
『ガタガタ』
でした。FCのフロントハブはアルミで出来てる為に、長年使ってるとガタが出ます。
(各メーカーより対策品?として、色んなハブが出てます。)
ハブ交換も良いですが、きちんと点検して調整すれば、純正でも長持ちします。
今回は、その調整方法を記載します。
(完全にガタが大きいとASSY交換になりますのでご注意ください。)
手順は次の通り。
先ずは、ハブのキャップを取り外します。マイナスドライバーで少しずつ、こじりながら外せば取れます
(無理するとキャップが変形しますので注意してください)
そうしたら、中央部に割りピンが入っていますので、ニッパーで挟んでてこの原理で上に持ち上げながら
引き抜きます。
(通常、調整後、新品のピンに交換しますが、私は金欠なので再利用します、、。)
そうしますと、ナットが顔を出します。サイズは23ミリです。
注)本当はここでアウターベアリングを外して洗浄&点検後、ベアリングをグリースアップして組み付けるのですが
今回、調整という事で省いています。←金欠なんだろ?)
さて、プリロードの調整です。
ボックスを噛ましたら、先ず一番しまる所まで締め込みます。(2〜3kgm)
(目一杯閉めこむとベアリングを破損しますので、程よく閉めこみます)
閉めこんだら、ハブ(ローター)を回転させ、なじみをつけます。
閉めこんだハブを少し緩めます。
また、チョット強めに閉めこみます。また、ハブを回転させます。
これを数回繰り返し、飽きて?きたら本締めに入ります。
でここが問題!
通常、規定のトルクで締め付けを行うのですが、初めて調整する方は、注意して下さい。
(手ルクレンチでは、締め付けすぎて走行中にハブが折れる可能性も有ります)
整備書では、回転抵抗(バネ秤で0.6〜1.1Kgm) 回転起動トルク3.5から6.5Kgmです)
私の場合は、手でしまる所まで目一杯締めて、そこから工具を使って『トントントン』と軽く3回締め付けます。
回転数で言うと1/6回転ぐらいでしょうか?
これは、整備士時代にMAZDAで教わった方法です。力加減には個人差がありますので注意してください)
後は割りピンを入れて、キャップをすれば完璧です。
ほら、ガタが無くなったでしょ?
これで一安心です。
何回も言いますが、この手順でもガタが出る場合は、ハブの交換が必要です。
サーキット走行が多い人はマメに点検調整した方がいいです。
締め付け過ぎにはご注意を!
(走行中にタイヤが取れて飛んでいきますよ!卍で!!)
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