フロントブレーキパッド交換

愛車に乗っている以上、絶対避けて通れない消耗品の交換。

今回はその中でも、重要保安部品に指定されている。『ブレーキパット』の交換をします。
(一昔前は、資格のある者以外は作業ができなかったパーツです。)

まずは車両をジャッキアップし、ホイールを取り外します。
(両方ジャッキアップしておけば、後でハンドルが切れるので作業が楽になります)


ブレーキパットは、2本のピンと3つのスプリングで止まっています。



最初に、スプリングを3つ取り外し、上下2本のピンを抜き取ります。
(取り付け状態を最初に確認しておきます。最終的には元に戻すからです。)

抜き取ると上の画像のようになります。

こうなればパット自体、横にスライドさせれば抜き取れます。
(万が一、抜けない時はマイナスなどで少し押し広げてから、抜き取るようにしましょう。)

純正の場合、パットの裏にプレートが入っていますので、この取り付け状態も覚えておきましょう。
(このプレートもいわゆる鳴き防止対策です)


抜き取りが完了したら、キャリパーのピストンを戻さなくては、新品のパットは入りません

よく、ウォーターポンププライヤーで戻すとも聞きますが、FCのような4ポッドだど作業が面倒です。

なので、普通にキャリパー戻しの工具を使用して戻します。
(アストロで3000円ぐらいです。買っておいて損は有りませんよ)

戻す前に、リザーバータンクの液量に注意して下さい。
(ピストンを戻せば必然的に液面が上がります。こぼさないように、溢れそうなら
少し抜き取りましょう)




クルクル回せばピストンが戻ります。


後は、新品のパットの下準備を行います。




いわゆる『面取り』と言うやつで、メーカーによっては既に作業がしてあるものもありますが
無い場合は、パットの端っこを少しだけ削ります。
(いわゆる鳴き&偏磨耗防止対策と言うやつです)

あまりやり過ぎると、接地面積が減ってしまうので、ほんの少しだけで大丈夫です。

削り方は、道路に、こすり付けるだけで簡単に削れます。





最後に、元の状態に戻し、リザーバータンクの液量に注意しながら、何回かブレーキを踏んで
硬くなったら、作業は完了です。


新品パットの場合、当りがついていませんので、最初のうちはブレーキが効きません。

くれぐれも、いきなり全開走行はしないように、徐々に慣らしていきましょう。
当たり付けの方法はメーカーによって様々ですが、基本街乗りで50qほど走行後、高速道路のような場所でじわっと踏みます。
大体こんな感じです。くれぐれも急ブレーキや高速でアクセルを踏みながらのブレーキ(引きずり行為)だけはやめましょう。

    
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