発泡ウレタン補強

サイドシルを発泡ウレタンで補強します。


先ず、用意するウレタンは・・・


発泡ウレタン(吸水性2%の物) ¥6,000
A液2k+B液2kの合計4キロを用意しました。
(通常は3キロ前後で足りますが、万が一、失敗した時の為に多めに用意。)

硬度が高い自動車充填向きです。
良く解らない人は、自動車ショップで売っている物を購入するのがベター。
(建築用、隙間埋め用の1液タイプですと硬度に問題が有るので選ぶ際は気をつけましょう。)


先ず最初に、どのくらいの量で発泡するか確認します。
(製品の性質や気温にも左右されますので必ず確認。)


右の量ぐらいで・・・・


このぐらいの発泡量です。
(ブログで書いたきのこ雲はこれをイメージしております。ハイ。)
発泡量の大きい物は内部がスカスカになりがちです。

施工前準備として、先ずはサイドシルを剥き出しにします。
(SOSの車両はカーペットレスなので簡単でしたが、、。)

スカッフプレートを取り外し、カーペットを捲り、見えるところのありとあらゆる穴を
布ガムテープで塞ぎます。
無論、下回りもガムテープで塞ぎます。特にジャッキポイントは注意です!!
(実はこれが一番大変です。気を抜くとそこからウレタンが漏れ出します。
室内に漏れて、付着したら取り除くのは非常に困難です。)



次に、ウレタンを注入する穴を開けます。

FCの場合内部に仕切りが有るので、丁度スカッフプレートの取り外し跡の左右両脇に2箇所
それを均等にした中央部に2箇所穴を開けます。
(ショップの人は3箇所で済ませる所も有るようですが、DIYという施工の効率を考えるなら4箇所
の方がやり易いです。)


穴は大きい方が入れやすいので、ホールソーで30ミリの穴を開けました。
(ホールソーの代用として、ドリルで大きめの穴を開けても問題無いと思います。)


その他、準備したのは、ウレタン注入用の紙ジョウゴと攪拌用の紙コップです。
(ジョウゴも攪拌用のカップも紙で十分です。どの道、使い捨てになりますので。)

このように、一回使ったら、もう使えません・・・。

全ての準備が整ったらウレタンを注入します。
(手袋は絶対にしましょう。手に付いたら取れません、、。)

入れる順番としては、中央部→後ろ→前が一番効率よく出来ました。
万が一、前からですと入れたウレタンが前に行くとは限らないからです。
(本来は車両をジャッキアップする必要が有るのすが、この方法でも真ん中を中心として前後隅々まで
ウレタンが行き渡ります。そのための4箇所穴あけです。)


一回で入れるウレタンの量は両液を均等に入れた約250t
紙コップ軽く一杯分です。
(本来はそれなりの量を注入するのでしょうが、DIYで1人作業なので少しずつ入れて
確認しながら施工した方がいいです。)


ウレタンの注入は時間との戦いです。両液を混合してから30秒(SOSの場合)しか時間が有りません。
それを過ぎると、発泡してきてしまうので、両液を混ぜたら、素早く注入が大原則です。
ウレタンは丁度、エンジンオイルのような粘度なので、穴が小さいと入りづらいです。

真ん中を施工したら、発泡具合を見ながら、後ろ→前と施工していきます。



この写真なら穴の位置が解り易いと思います。

発泡している間は、熱くなりますので注意して下さい。
(何かメキメキとフレームが膨らんでいる?音がしますが、ビックリしないように、、私はビビリました。(笑


で、先ほどのマスキングですが、やっぱり最初の助手席側は施工が甘かったらしく・・・



思いっきり、道路に撒き散らしてしまいました。 (^_^;)
(こういう事も有るので、マスキングはしっかりやりましょう!!)


折角買った4キロウレタン。普通ならあと1キロ分は残ってますので・・・・


リアのサブフレームにも注入しました。
(普通の車両ですとリアシート&カーペットがあるので、やる時は外してね。)

ココは穴あけ不要なので、簡単に施工できました。

跡は完全に硬化するのに時間が掛かりますので、4時間は車を動かさないで放置。
その間に、車両を元に戻します。

その後も、車庫まではゆっくり移動。そこから一昼夜寝かせる事にしました。


インプレッション

街乗りでは『チョット変わったかな?』程度です。
マンホールに乗ったり、コンビニに入ろうとするとちょっとした違いに気が付きます。

『あれ?こんなにサスペンション柔らかかったかな?』
が、第一印象です。

チョット近所を流して見ましたが、ターンインの姿勢安定と
出口でのトラクションが違います。



良くウレタンは良くない。
本当に剛性が上がるのか?
私も不安でしたが・・・。


この状態なら、FCの後輪で踏んでみましたが全然潰れませんでした。
(大げさに言えば、これで野球が出来そうなぐらい硬いです。マジで。)

点での攻撃には弱いですが、面での耐圧は大した物です。
(ウレタンの質に左右されるようです。)

やっぱりメインはサーキット走行なので、今後の、インプレはブログにてお伝えする、予定です。
(これでタイムアップしたら、言うこと無いんだけどな〜。)



    
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